不要になった医療機器を適切に処分するには?

医療機器が不要になった場合、多くの病院では新しい機器を購入するときに、一緒にディーラーに下取りしてもらいます。または、経営の規模の縮小を考えているような場合は、そのまま廃棄処分というケースも多いようです。しかし、まだあまり広まってはいないようですが、買取業者に売却するという選択肢もあります。

売却は、医療機器専門の買取業者があるため、そこに相談してください。たいていは、メールやサイト上のフォームから無料査定ができるので、まずは査定を依頼してみましょう。
メーカー、型番、購入時期などのデータを送ると、正常な動作が可能ということを前提とした買取金額が提示されます。金額に問題がなければ機器を業者に引き取ってもらい、業者は機器の劣化の具合や動作状況をチェックしたのち、正式な査定金額を算出しますが、やはり最初の金額よりも安くなることが多いようです。金額が満足のいくものであれば、売買契約となります。もしも金額が了承できなければ機器は返却されます。

業者によって違いはありますが、以上が基本的な売却の流れになります。
売却は下取りよりもずっと高額で引き取ってくれる場合もあります。またコスト面のことだけでなく、途上国では中古医療機器のニーズが非常に多くなっており、そうした国の医療に貢献することにもなります。一度査定を受けてみることをおすすめします。