医学の進歩にともなう新たな治療機器の登場

この10年や20年の間に、医学は目覚ましく進歩しています。日進月歩という言葉がありますが、日々進歩と言うよりは1時間ごとに進歩している感じです。

それに伴って治療機器も次々に新しい物が開発されています。

脳梗塞では、血栓を絡め取ったり吸引して除去することができるようになったり、脳動脈瘤にクリップを挟んだりコイルを詰めたりする治療法も出てきました。近年は、脳血管内治療の新たなデバイスとして「フローダイバーター」が用いられています。ステントを留置する方法です。

脳外科領域だけではなく心臓外科でもステント治療が進んで来ています。そしてそれ以外の診療科でも、新たな治療法が次々に開発されていて、それに伴って治療機器も次々に登場してるのが現状です。

さらに、超高齢化社会に向けて、介護に必要な様々なサポート機器などの需要も増えています。介護ロボットなどの開発も進んできました。加齢と共に関節の軟骨がすり減って変形性膝関節症になった人が人工の膝関節に置換する手術を受ける件数も増えて来ています。今後は、人工関節なども需要が増えて来るでしょう。

医学の進歩と超高齢化社会に伴って、医療機器業界は今後ますます需要が高まると思われます。